最終日は朝から雪が降っていた。最後の一泊だけ、別の宿しか取れなかったので、そちらへ移動。そこは日本人が経営する宿で、各種アメニティ(シャンプーリンス、タオル、ドライヤーほか)や無料インターネット、コーヒー紅茶等無料で飲めるほか、ドミトリーはベッドとベッドとのあいだに仕切りがあり、専用の照明もあって、ほぼ個室仕様だった。さすが日本人、サービスが細やかだ。しかも前日までの宿と同じ40ドル。しかしすでに寝不足もピークで、明日の出発も早朝なので個室にすれば良かったと、少々後悔。
さて、雪の中宿を出発し、イーストリバー沿いにある国連本部へ。 ショップではもろもろのお土産とともに、せっかく勉強意欲も湧いたところで、パレスチナ問題と国連との関係を紹介する本と、子供向けに優しく書かれた洋書「Three Cups of Tea」を購入してみた。 ---- 国連を出て、近くにある「Essa Bagle」へ立ち寄る。三種類購入し、ひとつは帰りの飛行機に乗る前にむしゃむしゃ食べた。むっちりしていて美味しかった。(残りのベーグルはジップロックに入れて日本に持ち帰った。勿体なくてまだ冷凍庫で眠らせている。) 午後は、SOHOに新しく出来た「New Museum」へ行ってみた。日本人のSANAAが建築したことでも知られる美術館(金沢21世紀美術館も建てたユニット)。 そして宿最寄りのグランドセントラルステーションまで戻り、構内にある「Junior」というお店でチーズケーキを食べながらぼんやり。人物観察。顔を良く見れば、日本人じゃないけど、駅のせわしさ、道ゆく人の様子は日本と変わりない。ほんとに外国に居るのか不思議に思えて来た。都会は結局どこも同じか?いや、違う。ビルがあり人がいて、車が走って、店があって、たしかに同じだが、そのディテールは違う。ディテールっていうのは人がつくってるもの。小さな文化。たとえばケーキの独特の色使い、違う表示を出して走る地下鉄、初めての客にも"Hi,How are you?"って声をかけるデリのレジ係。etc...そういうほんのちょっとしたことなんだけど、旅しているって気がする。 そしてまた、そういったディテールをもっと深く知るには、数日間の旅では限界がある。だから今回の旅は楽しかったものの、ちょっとした消化不良みたいなのもあった。わたしは旅に何を求めるか・・・。いままで考えたこともなかった問いに突如遭遇したわけです。 ↑出発の日の朝焼け。 ひとまず旅行記はここでいったんお終いにします。長々と読んでくださった方、ありがとう!!
by platform_life
| 2010-02-07 21:59
| 旅行
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