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インカ・マヤ・アステカ展@国立科学博物館

招待券をもらったので、行ってみた。
インカ・マヤ・アステカのファンは、多いらしく、
入場制限をするほどに、会場は混んでいた。

石やヒスイなどで作られた当時の遺物がたくさん展示してあったが
なかでも、人の顔をモチーフにした諸々のオブジェがすてきだった。
その多くが、まんまるの目に三角の鼻、ぽかんと開いた口、という
なんとも素朴でかわいらしい表情ばかり。

「鷲の戦士」という二メートル近くある大きな像は、
鷲の着ぐるみを来た人間のようなものがモチーフとなっている。
戦士というかんじはしない。むしろ可愛いらしい。
じっさいに、鷲の姿(を模した軍服を着て戦う)戦士たちと、
ジャガーの姿でたたかう「ジャガーの戦士」という集団もいたらしく、
みな優秀な戦士だったので、人びとから尊敬を集めてらしい。
このエピソードだけで、一気にアステカファンになってしまった・・・。

ほか、死神をモチーフにした大きな像もとても迫力があった。
これは、当時行われていた「太陽に人間の生け贄の心臓を捧げる」という
なんとも衝撃的な儀式に因んだ神様らしい。
あばら骨の下から臓器が飛び出しているグロテスクな像なのだが、
ニカッと笑った表情に愛嬌と不気味さが併存。

なぜか体育座りをしている神様の像もいくつかあったが、
神というよりかは、寂しげな小学生というかんじだった。

まあ、一番の見所は本物のミイラなのだと思いますが、
ミイラ文化にせよ何にせよ、この文明に独特の文化があったことが
展示品から伝わってきました。
並んだ甲斐はあったなあ。

☆明日9/24(月・祝)までです。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2007/inca_maya_aztec/index.html
by platform_life | 2007-09-23 23:32 | 日々のこと
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