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今年最後の。

「リトルプレスの楽しみ」という1月にピエブックスから発行される本に、わたしが作った冊子「Plat-form」を紹介していただくことになった。今日見本誌が届いたので、見てみるとなんと見開き2ページをまるまる使ってPlat-formを紹介してくれていて、驚いた。しかも片面カラー!そのカラーページには1号と2号の表紙&裏表紙両方がちゃんと見える様に撮影された写真が配置してあって、それが何より嬉しかった。そう、そういう風に見てほしいの!って。紹介文を見てみても、ああ、ちゃんと読んでくれてるなあというのが伝わって来て、とても嬉しかった。ほんとにありがたいです。あー3号、作りたいなあと、あらためて思った。もちろんほかにもたくさんのミニコミが紹介されていて、どれもハイクオリティな感じ。来年こそ3号出せるかな。焦らずゆっくりと構想を練ってゆこう。

★「リトルプレスの楽しみ」
http://www.piebooks.com/art/index.html

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明日から帰省するので、今年最後のブログ更新になるかも。今年は気持ち的には、模索期の1年目だった。冊子作りを休んで、アートに絞った新しいプロジェクトを始めた。10月に大きなイベントをやって、たくさんの人に出会えたし、新しい自分の可能性と、不得意な事もすこし見えた年だった。仕事もフリーで本つくりに携わる機会もあったけど、諸事情で?後半は雲行きが怪しくなってきたな。仕事に関しては来年へ持ち越しと成ってしまったが、来年の個人的な目標は、やぱりもっと知識の量を増やしたいなと。ひとつひとつを大事に吸収して、大事に育てる、そんな年にしたい。どちらにしても模索期の2年目になりそうです。
ていうか、まずは生活立て直しだなあ。ちゃんと掃除しよう。。(今年の大掃除、たまりにたまって、かなり大変だったのです。。)

では、みなさまが良いお年を迎えられますように!!
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by platform_life | 2005-12-30 00:45

クリスマス、美味な夜。

バイト先のケーキ屋は、普段超ヒマなお店なのだが、今日はクリスマスなのでさすがに忙しかった。いつも売ってるケーキにちょっとビニール製の柊の飾りを置くだけで、それらしくなってじゃんじゃか売れるからすごい。

我が家ではなぜかイラン料理を今夜のディナーに。トマトと牛肉をぐつぐつ煮込んだものと、キュウリタマネギトマトの角切りサラダ、前菜にはチーズローフ、あとはワインと、昨夜焼いたパンを。チーズローフというのは、スーパーで買って来た物で、ハムの中にチーズがちりばめられており、焼くとチーズが溶けて、大変美味しかった!ちなみにこれはイラン料理ではない。

クリスマスの喜びって年々変わって行くものだなあ。いまは、いつもよりちょっと贅沢に、「美味」を楽しむための夜となってるのだ。
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by platform_life | 2005-12-25 01:28

ポテトグラタンの夜

高山なおみさんの料理本「野菜たより」を愛用している。高山さんのレシピはとても大胆で、驚きの連続だ。カブの煮込みでは皮ごとほぼ丸のまま鍋に入れるし(煮込んで最後におたまでつぶす)、ポテサラのイモも皮剥かないでそのまま鍋で1時間ぐつぐつする。最初はこれで大丈夫なのかなあ?と思いながら作ってた。でも次第に野菜の美味しさに気がつく。調味料も余計なのを使わないところも、高山流儀だ。基本は塩こしょうのみ。あとはナンプラーがしばしば登場する。(ナンプラーは臭いと思ってたけど、加熱すると匂いは消えるのね。知らなかった。)

今日はその本にあるレシピで、ポテトグラタンを作った。耐熱器にイモとたっぷりの豆乳(レシピでは牛乳)を注いで、オーブンで50分加熱。豆乳でイモを茹でると言うしくみだ。途中豆乳を皿から出して、生クリームとチーズをたっぷりのせる。時間はかかるが、ほくほくで、とても美味しかった。出した豆乳は塩こしょうで味を整えてスープにしていただく。充実の晩ご飯。

読書;短歌があるじゃないか(穂村弘等)
   めまいのする散歩(武田泰淳)
   短編集(魚なんキリコ)
   櫻の園(吉田秋生)
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by platform_life | 2005-12-22 00:45

師走の上野

「疾走」の下巻も一気に読み終わった。
こんなにドキドキする小説は久々だ。
アタマが興奮状態で、いまはこの思いをどうしたらいいか分からないです。
とりあえず重松清の別の作品もいったん読むのを中止しようと思う。
嫌だからじゃなくって、別の話にすんなり入れない気がするから。。
だけど、「疾走」の映画バージョンが今日からスタートしたみたいで、
これは見たいなと思う。
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今日は上野に行って来た。
アメヤ横丁あたりなんかは賑わっていて
師走だなあと何だか感慨深く思った。

一番の目的はプーシキン美術館展。
ロートレックの生の版画を見たのは初めてで、
やっぱりこの人の線が好きだなあと、思った。
無駄な物がいっさい描かれてなくって、ストレートだ。
あとはゴッホの刑務所の中の囚人を描いた絵も、すごいリアルだった。
100年あまり前に描かれた絵なのに、
いまゴッホが絵筆を置いたかのような、生き生きした絵。
その絵のポストカードを買って、うちの冷蔵庫に貼った。

上野公園ではポラロイドで写真を4枚だけ撮った。
1枚あたりが高いので、ついケチケチしてしまう。
フィルム代の事を考えると、
やはり普通の一眼レフのカメラを買おうかなあと最近ときどき思います。
ちょっとクラシックなヤツがいいなあ、だけど使いこなせるかな。
ポラ写真の良いところは、ぼんやりした感じ、光が黄色っぽく出るところ。
さいきんちょっとずつコツが掴めて来た。
今日は、親子がハトとたわむれてる写真がなかなか良い感じに撮れた。
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by platform_life | 2005-12-17 23:07

疾走

重松清の疾走(上)を寝る前に読んだら、頭が急に冴えちゃって、布団の中でぼんやり自分のルーツのようなものを少し考えてみた。この小説のテーマでもある「家族」のことをふくめて、学校での出来事や、ともだち、自分をはぐくんで来たひとびとのことを。寝ぼけた頭で、ぼんやりと幼い頃の思い出を反芻する。悲しかった事は、そのシーンの断片がくっきりと頭にこびりついている。そうゆうのを思い出すと、つい涙が出て来るが、それはもはや条件反射のようなもの。そんな忘れられない程くっきりとした思い出と思い出のあいだには、いまははっきり覚えてないけど色んな気持ちで過ごして来たとてつもなく長い時間がある。忘れてしまうような些細な毎日。むしろそっちの普通の気持ちの積み重ねの方が今の自分に色濃く結びついてるんじゃないかと、思う。てゆうか、それが昨夜布団の中で発見した事だ。でもその無数の毎日毎日積み重ねて来た気持ちが、どんなだったか、どうしても、思い出せない。なんでだろう。蓋がかぶさってるのかな?でもそれだったらどうして蓋をしてしまった?ああ、と思ってたらいつの間にか眠りについていた。布団に入ったのが2時で、眠りにつく直前に時計に目をやった時が3時半なので、1時間半も考えてたんだ。布団の中では意外に滑らかに、思考が進んで行く。

というわけで、疾走の下巻をいまから図書館に借りにいってきます。
かなり気持ち的に苦しくなる小説だけど、はやく続きが読みたい。
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by platform_life | 2005-12-16 16:22

WINTER'S FAN  * MOVIE *

近頃めっきりインドアな私。
冬なのでね、家でぬくぬくしながら、いろいろ楽しもうかなと。
で、とても久々に家で映画を見ました。続けざまに2本。両方邦画。

・ラバーズキス
・ロックンロールミシン

ラバーズキスは、高校生の恋愛を描いた映画。
同性への恋心も描かれていて、でもかなりさわやかな感じで、よかった。
主人公がピアノを習っていたという設定で、ときどき流れるピアノの音と、舞台となる鎌倉の海の雰囲気が、この映画を情緒的な感じにしていたな。
キャスティングは成宮寛貴、宮崎あおい、市川実日子などけっこう豪華な面々。
主役は意外にも平山あやで、何より彼女の髪型が、かなりやばい感じだった…。

ロックンロールミシンは、平凡なサラリーマンが、ある日服飾デザイナーの旧友に再会し、彼のインディーズブランドの工房に通う様になって行く、、という話。ある意味、パラキスとかNANAに通じるストーリー。何かをクリエイトしている世界はやっぱり刺激的だ。この映画が平凡でないところは、創造と破壊の両方を穏やかに内包しているところじゃないかな。でも見終わって思ったけど、タイトルがいまいちだなあ。

★読書;うる星やつら(高橋留美子)
    ビタミンF(重松清)-読了。
    谷崎潤一郎随筆集
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by platform_life | 2005-12-14 00:37

あだ名とティーンエイジ

「本当はちがうんだ日記」(穂村弘)を読了。これは友達に「良いよ」と勧められて図書館で借りてみたエッセイ集。自分の思い切りネガティブな部分を赤裸々に、だけどユーモアを交えて語っている。自虐ネタ集?「そうそう、私もそう。恥ずかしくて(辛くて)言えなかったこと、言ってくれてありがとう」的な、読者のトラウマも癒してくれるような、ある意味精神的治癒本(?)
穂村さんには小さい頃からあだ名がなかったのだが、小学校の卒業文集に「あだ名」という項目があってどう埋めるべきか苦しんだ末に「ほむら」と書いたら友達に「それ名前じゃん」と指摘されたらしい。ふっとよみがえって来た。私も小学校4年の夏に転校してから、6年生まであだ名がなかったのを。すっかり忘れていた。やっぱり卒業文集にあだ名の項目があって悩んだのだ。あの頃って「あだ名」ひとつとっても、自分の存在価値を測る重大事項だったのだ。ティーンエイジってそう考えるとすごい時代だよなぁ、といま少しばかり手にした「自由」と比べてみてやっぱり思う。28歳を間近にして、未だにちゃんと振り返れていないわたしの10代の頃。色んな事を忘れている。もう少ししたらいろいろ引っ張り出して、向き合ってみようかなと思っている。きっと色んな発見がありるだろう。

★読書;「小さなスナック」リリーフランキー&ナンシー関
    「パラダイスキス」矢沢あい
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by platform_life | 2005-12-10 00:51

「とうきょうタワー」

<今日の言葉>「あんたらも大変だろうけど、一番大変なのはつくる方なんだよ」
あるテレビ番組で、洋菓子職人が、出入り業者(材料メーカーか何か)を説教しているシーンで発した言葉。業者は力なく「はい」なんて言ってたけど、自分で自分が一番大変だとか、臆面なく言えちゃうようになったらお終いだなあ、なんて思いながら見ていた。

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リリーフランキーの「東京タワー」を徹夜で一気読みし、今朝5時に読み終えた。リリーさんが幼い頃から大人になってもずっと、圧倒的な力で彼を支え続けたオカン。そのオカンに対するリリーのまっすぐな思い。ひとつの絶対的な、何者にも侵しがたい「愛」がそこにはある。もはや「愛」ということばも陳腐に聞こえてしまうくらいの、つよいつよい二人の絆、親子でしか作り得ない深い「宇宙」。自分の親に対する気持ちと重ね合わせて、いろんな部分で「ウッ」と来た。

全体を通して誰かのことを悪く言う文章は見当たらない。いろいろ辛い思いして来たはずなのに、リリーさんは自分を見捨てた父親の事も、あたたかく見ているふしがある。他人を意味なく見下している人、礼節を欠いた人に出会ったりした場面では、不快感を露にするでも責めるでもなく、冷静にびしっとその人の本質を見抜き、文章で表現する。表面的な関係性やステレオタイプにとらわれない、もっと人の深いところにある本質を捉える事の出来る、素直な人なんだろうなあと想像する。弱々しく見えて、根っこは強い、そんな人なのかな。オカンもリリーさんも。私はそういう人に、惹かれる。切ないのでしばらくはページを開かないだろうけれど、ずっと大切にとっておきたい本だ。
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by platform_life | 2005-12-02 14:56

高尾山と、横浜トリエンナーレ

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ひさびさに山登り。高尾山の見晴らしのいい尾根づたいのコースで、登り約1時間半。筋肉痛になってしまった。しかも一日遅れで(泣)。
だけど、山はやっぱり好きだ。なーんにも考えないで、ただひたすら歩く。茶色(土)と緑(木)と青色(空)だけの世界。
何てバランスの良い配色なんだろう、なんて思いながら。
早起きして、珍しくお弁当なんかつくっちゃってたので、
頂上では美味しくおにぎりをほおばれた。やっぱ頂上でのお弁当は最高です。

今日は横浜トリエンナーレへ。
13時過ぎ頃着いて、17時過ぎまで、まるまる4時間かかったけど、
それでも全部見切れなかった。これはみんなが楽しめるお祭りです。
ブランコとか、卓球、サッカーゲームなど、参加型のものにはたくさん人が集まってたけど、ちょっと考えなきゃいけない作品は、みんな素通りしてた。私もそう。
まあ、アートは考える部分がないといけない、というわけでもないんだろうし、楽しんで満足しただけでもいいのだろう。でもそれじゃ娯楽と変わらないんじゃないかという疑問もある。
個人的に気に入ったのは、ポスターやチラシにも写真が出ている三角の旗だ。入場ゲートからメイン会場までの海沿いの道にずらりと1万枚以上がはためいていて、旗の赤い色と空の色とのコントラストがほんとうに素敵。
あと百均絵画のコーナー(これはぜひお試しあれ!)です。

読書;東京タワー(リリーフランキー)
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by platform_life | 2005-12-01 00:49