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読書日記。

f0000172_1652999.jpg・インザプール(奥田英朗)
変人の精神科医伊良部が良すぎ。患者とともに私も彼に癒されていった。変人=常識にとらわれない人は,周囲の人々に対して癒し効果があるらしい。ほかの伊良部シリーズ「空中ブランコ」,「町長選挙」がはやく読みたい。

・永遠の出口(森絵都)
おもしろかった。もう忘れ去ってしまっていた小中高生時代の小さな心の揺らぎ。鮮やかに蘇ってきた。

・月魚(三浦しをん)
静かなエンタテイメント小説という言葉が浮かんだ。情緒的だけど,雰囲気だけじゃなく物語もちゃんと楽しめる。古書店の裏側がわかっておもしろい。

・妊娠カレンダー(小川洋子)
ただいま読み中。
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by platform_life | 2006-09-27 16:52

『敦〜山月記・名人伝〜』

舞台・映画を観ていて,ストーリーを追うことに必死になってしまい,作品そのものを楽しめないことが時々ある。私はどうも人より理解が遅いらしい。。(笑うのもワンテンポ遅れる…。)なるべく観る前に下調べ的なことをしたほうがいいかも…,と思っていたので,今回,野村萬斎の『敦』を観るにあたって,中島敦の原作(短編)をさらっと読んでみた(当日になって,なのだけど…)。

今回観た「山月記」「名人伝」は話自体はそんなに難しくないけど,漢語のような難しい言葉がちらほら出てくるので,事前に読んでおいてよかったとおもった。それが功を奏したのかどうかは分からないけど,演劇を観て本当に心うごかされたのはこの「敦」が初めてだった。

「山月記」の,虎になってしまった男が旧友に再開する場面で,「私の心の中に住んでいた猛獣が,私を虎の姿に変えたのだ」と静かに語るシーンがある。こんな風に自分の運命を静かに受け入れたかと思うと,次の瞬間には自嘲的な言葉を発する。揺れ動く心や,人間の多面性が,恐ろしいほどリアルに伝わってきた。

(虎になったという)特殊な状況にありながら,この男の苦しみは人間が持つ普遍的な苦悩へとつながっていて,それで私は自分の状況と置きかえて考えてみると,苦しくなってきたのだ。演劇を観て初めて涙してしまった。(そのあとは,ちょっとしたセリフにいちいちウルウルしてしまったのです)

「人生は,何事かを為すには短すぎ,何事をも為さないでいるには長すぎる」この敦の言葉が,上演中に何度か萬斎さんの口から発せられる。非常に印象的な言葉だった。
萬斎さんの敦への敬愛,それがこの舞台を更に奥行きのあるものにしていたとおもう。

★構成・演出 野村萬斎
9/18まで世田谷パブリックシアターにて
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by platform_life | 2006-09-14 13:21

近江屋洋菓子店で,乙女なランチ

会社から15分ばかり歩いたところに,ショートケーキやアップルパイで有名な近江屋洋菓子店がある。店内ではボルシチやパンも食べられる,という噂を聞いて,今日のランチタイムに行ってみた。

☆今日いただいたメニュー
ピロシキ(200円)
ドリンクバー(630円)
イチゴのショートケーキ(220円)

ピロシキは,具が詰まっていてボリュームあり。冷めてたのがイマイチだったけど,今思えば温める用にトースターが置いてあった気がする。ほかにもパンの種類は豊富でした。

ドリンクバーには,コーヒー,紅茶,ホットチョコ,フレッシュジュース(ブルーベリー,バナナミルク,マンゴスチンなどなど。どれも美味しそう),それからボルシチがあった。ボルシチは超美味で,お代わりを求める人の列が出来るほど。私も2杯いただきました。

締めくくりはイチゴのショートとホットチョコで。栗も乗っていて,小さいけれど豪華なケーキ。

今日は甘くてかわいい乙女なランチだった。(でも店内にはおじさんもたくさんいました。)
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by platform_life | 2006-09-11 14:00 | たべもの

『天然コケッコー』

f0000172_173322.jpgくらもちふさこ『天然コケッコー』(集英社文庫・全9巻)を昨日読み終えた。超おもしろかった〜〜。海沿いの田舎町を舞台にしたマンガ。主人公そよの恋のお相手,大沢君(東京からやってきた,おしゃれで,生意気な男の子)がかっこよすぎ!!わたしの中高生時代に,大沢君のような人が転校してきたら絶対恋してたな。大人に媚びない,ちょっと不良っぽいとことか…かなりタイプだった。

田舎のいいところを十分に吸収して育ったそよの純粋さと,そよを取り巻く素朴であったかい人々。愛おしいものたちが作り出すこの小さな世界。。読んでてとても心地良いマンガです。
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by platform_life | 2006-09-01 17:03 |