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ビル・ヴィオラ「はつゆめ」

ビル・ヴィオラ「はつゆめ」(森美術館)
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<ビル・ヴィオラ>
1951年ニュ−ヨ−ク生まれ。70年ヴィデオ制作を開始。ナム・ジュン・パイクらのアシスタントも勤める。76年初来日、80年に再来日し18カ月滞在。日本の伝統文化と先進テクノロジーを学ぶ。95年第46回ヴェネツィア・ビエンナーレのアメリカ代表。97年よりニューヨーク・ホイットニー美術館企画の大規模な回顧展が、2003年からは個展「受難」がロサンゼルスのJ.ポール・ゲッティ美術館より、それぞれ世界巡回。2005年にはパリの新オペラ座で「トリスタンとイゾルデ」のための作品を発表、オペラとのコラボレーションを実現する。
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最初の作品「クロッシング」は、超でかいスクリーンの、表では人が炎に包まれる映像、裏面では人が水を浴びる映像と、二つの映像が同時に上映されてる作品。なのに、表面だけ観てその迫力に「すごいやあ」と満足し、そのまま通過。裏面があることは後日知ったのです。(じつは、このあと映画の指定券を買ってたので、時間があまりなく若干せかせかと観てしまったのでした。映像の作品展は時間をたっぷりとって観にいかなきゃです。)

「動く絵画」というシリーズがあり、かろうじて動いてるのが分かる程度のスローモーションで描いたものでした。ヴィオラは、時間を2倍引き延ばせば感情も2倍になる、と語ってるそうです。このシリーズは私に時間がなかったせいだと思うけど、観ていてちょっともどかしかったです。(「堪え性」がなくなってきてるなあ、私。)

最後の「ミレニアムの5天使」(2001)が、一番良かった。五つのスクリーンで人が水からザバーンって上がって来るっていう映像。泡、波、光に反射する水面など、「水」あるいは「自然」にまつわるものがこの人の作品では美しく、神秘的に描かれてました。
この展覧会、もう一回いってじっくり観たい。

ちなみにこのあとに観た映画は友達推薦の「プラダを着た悪魔」。あんま期待してなかったけど、結果的には結構楽しめました。アン・ハサウェイがかわいい。
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by platform_life | 2006-11-23 21:02 | アート

初。毛皮族。『コーヒー&シガレッツ的な軽演劇』。

リトルモア地下でやってる毛皮族の公演『コーヒー&シガレッツ的な軽演劇』を観てきた。全部で4つの演目を日替わりでやっていて,私が観たのは『元始、女は太陽だったような・・』という約1時間のお芝居。千葉のぶどう農家の婦人達が,押し寄せる宅地開発の波に抵抗してゆくべく婦人会を結成して・・・,てな感じのお話だった。

実は初めての毛皮族。よくチラシに「エロテロ劇団」?とか,過激だとか書かれてるのでどんなもんだろー?と思ってたけど,意外にストーリーはシリアスでコメディの要素もあって取っつきやすかった。といっても,「軽演劇」と銘打ってるので今までとはコンセプトが違うのでしょうが・・・。

お芝居が終わったあと,主宰の江本純子さんや,俳優さん達と交流するというお楽しみ企画があった。舞台にあがって「暗転」の体験をする(暗闇の中,場面転換する)というコーナーがあり,体験者5人にたまたま選ばれてしまった私。。小心者なので(しかも,ほんとに真っ暗なので)かなりドキドキしたけど,他の人の足を踏みつつも壁から黒板をはずしソデに運ぶ,という役目をどうにかこうにか果たせてほっと一安心。しかも一番お気に入りの女優さんと話しが出来たので嬉しかった。

最後は江本さんの小説本『股間』を買って帰る。サイン入りで,「○○さんへ」ってフルネームで入れてもらった。この方はお芝居のみならず,その前後にお客さんを気遣って楽しませる姿勢から,ほんとのエンタテイナーだなあと思わせるところがあった。かっこいい人だ。
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by platform_life | 2006-11-20 14:57

金沢へ〜その3

3日目の朝は,地元でとれた新鮮な魚や野菜が売られている近江町市場へ。全部で170店舗あるというこの市場は,想像以上に広くて,歩いているだけでも楽しい。金沢市民の台所として230年の歴史を誇るそうだ。どれも美味しそうなのでつい目移りしてしまう。
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<わたしが買ったのは以下のもの。>

*金時草(加賀野菜)
 紫色の葉っぱで,食感はぬるっとした感じ。酢の物にして食べた
*太きゅうり(加賀野菜)
 ふつうのキュウリより短く,太さは直径5センチ。キノコと一緒にあんかけ煮にした
*なめこ
 普通のより大きい。取れたてをパックしてあるので土の香りがする。おみそ汁の具に
*地酒。銘柄は「菊姫」。フルーツを連想させるような甘くて芳醇な香り
*押し寿司
 鮭と白身の魚がのっていた。美味。

魚屋ではカニを物色したけど,解禁前ということであまり良いのがなかった。甘エビが美味しそうだったけど,東京まで持って帰るのは何となく気が引けたので止めた。近所に住んでる人が羨ましい。

お次は,武家屋敷エリアの散策へ。一番の目玉は加賀藩士野村家のお屋敷見物。庭は,米国某雑誌で日本の素晴らしい庭ランキング3位に選ばれた,という張り紙が野村家の玄関にあった。(ちなみに1位は島根の足立美術館,2位はたしか京都の桂離宮だった。)縁側の真下から池になっていて足下を鯉が泳いでいる。小さな庭だけど変わった作りになってる。

このエリアは和菓子屋さんがほんとに多く,各店舗何かしら美味しそうなモノを置いてるので,どんどん両手に荷物が増えてゆく。お餅+あんこをクレープ生地みたいので包んだお菓子と,飴専門店「あめの俵屋」でごま飴を買う。

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<写真・お昼に某割烹にて,お造り定食を頂く。新鮮でした。>

★まとめ。
金沢ってご飯も美味しいし,お菓子も美味しいし,お酒も美味しいし,胃袋は大満足です。町は,いい具合に古いモノと新しいものが融合していて,独特のセンスを持った町という気がします。加賀百万石の豊さが今も町に息づいていて,市民がその歴史に誇りを持ってるという感じがして,羨ましくなりました。また行きたい町です
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by platform_life | 2006-11-16 16:22 | 旅行

金沢へ〜その2

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今日最初に向かったのは21世紀美術館
兼六園,金沢城跡公園に面するこの美術館には,芝生に覆われた広い庭があり,隣接する2つの公園にそのままつながっているよう。モダン建築なのに,この「和」の町に違和感なくとけ込んでるのは,高さがなく,平屋建てみたいだからかな?芝生の上ではレジャーシートを広げてる家族連れなど,日向ぼっこしている人多数で,都内の美術館ではなかなか見られないほのぼのした光景。そういうのもあって,町に馴染んでる美術館という感じがした。
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<写真・作品のひとつプール。上10センチに水が張ってありその下の空洞に人が出入りする。>

いくつか企画展をやっていて,そのうち1つは奈良美智の「moonlight serenade」展。照明を落とした夜の闇の中に,奈良さんのかわいいアトリエ(作家の持ち物と思われる画材や人形達が並ぶ)がぽつんと浮かぶ。その周りを少女の白いオブジェが取り囲んでいる。一部屋まるごと奈良ワールドという感じ。奈良さんは,作品中の少女たちの創造主であると同時に,みずから作品の一部であることによって彼女たちの仲間という気持ちを表現してるんだなあ,と思った。

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<写真・兼六園>
次はお隣の兼六園へ。坂を登り切ったところに広がる日本庭園は,京都のお寺のお庭とはまた違う,豪快で野趣あふれるお庭だ。ちょうど冬に向けて松の幹を守るために施される「雪吊り」を見ることが出来た。

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<写真・茶屋街近くのバス停のベンチ。アクリルか何かの中に色とりどりのコマが入っていてきれい。>
そこから歩いて15分ほどのところにある「ひがし茶屋街」。金沢といえばここ,というような旅行本にも旅番組にも頻出している代表的な古い町並み。その手前に浅野川という,川岸に古い家並みが見える,なんとも素朴で風情のある川がある。ここでぼんやり休んでたら,向こうの方の河原でおばあさんが鳥に一心不乱に餌付けをしているのが見えた。

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<写真・浅野川>
そのときも既におばあさんの周りにはただならぬ空気が漂っていたが,その後,おもむろに川に入りばしゃばしゃと川底を掘り始めたので,私も友達も目が釘付けに。おばあさんの足下は長靴だったので最初からそのつもりで来てたようだ。しばらく見ていたけどいっこうに作業を止める気配がないので,私たちは見届けるのを諦めて,茶屋街見物へ出かけた。

小一時間ほどの観光を済ませ再び川のそばを通ると,なんと夕闇の中,あのおばあさんがまだ掘り続けているではないか!情熱と,強靱な肉体にあっぱれ。いったい何が目的なんだ,お婆さん。
でもあとから,川の中にいくつか石で出来た小さな山があって,それぞれに鳥が休んでいたのを思い出し,あああれを造ってるのか,とそれでやっと納得した。鳥を愛するおばあさんなのである,そういうことにしておこう・・。
金沢の素敵な(?)思い出をくれた彼女に幸あれ。
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by platform_life | 2006-11-14 15:37 | 旅行

金沢へ〜その1

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この連休中,友人と金沢旅行に出かけてきた。11/2(木)の夕方,会社が終わって羽田へ直行し,出発の5分前に搭乗口へ滑り込むという,しょっぱなから冷や冷やのスタート・・。でも飛行機に乗り込んで正味1時間ほどで石川の小松空港へ到着。東京を出てから約2時間後にはもうホテルに到着していた。飛行機ってほんっと便利ですな。

ホテルに荷物を置いて,近くの居酒屋「醍庵」へ向かった。石川産のお酒が取り揃えてあり,食事も地物の「加賀野菜」を使った独特の料理や,お魚系のメニューが豊富で,到着早々感動をおぼえた。一見ごく普通の居酒屋なのに,まったく侮れぬ。食材が豊富な土地の底力をさっそく見せつけられたという気がいたします。
***食べた料理:蟹の炭火焼(かなりの美味),鱈の白子酢,鴨と生麩の治部煮(加賀の郷土料理,あんかけになっている。素朴なおいしさ)など。お酒は地酒「天狗舞」と「加賀梅酒」***

翌日は午前中は21世紀美術館へ,午後から兼六園,ひがし茶屋街あたりを周遊するというスケジュール。続きはまた次回アップします。
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by platform_life | 2006-11-07 16:03 | 旅行