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木藤純子/山口智子展@ギャラリー小柳

木藤純子/山口智子展
ギャラリー小柳
http://www.gallerykoyanagi.com/
2007/8/7〜9/8

f0000172_07430.jpgとうとう昼休憩を利用して銀座のギャラリーまで行ってしまった。お昼はギャラリー近くでささっとすませて、じっくり作品を観て、1時間ちょっとで戻ってこれた。今後はこのパターンで銀座ギャラリーを攻めるべし!

で、この二人展、とても良かった。入り口入ったところの大きなスペースには、山口智子さんの少女をモチーフにした絵がたくさん展示してある。少女といっても、メディアや、絵の中で、描き尽くされてきた男性視点の少女像はそこにはない。幻想的でもなく、甘くもなく、ごく日常的でニュートラルな表情が描かれている。

描かれた少女たちを観ていて、思い浮かんだのは「蒼井優」。けっして媚びない、かといってつんけんしてるわけでもなく、少女時代特有の不安感と真っすぐさをあわせもつ・・・それが彼女の魅力だと思うけど、ここに絵かがれているのもそんな子たちだった。女性はシンパシーを感じると思う。男性はこういうのを観てどう思うんだろう。

木藤純子さんの作品は、真っ暗な部屋に仕掛けをつくったインスタレーション。これから観る人のために、詳しくは言えないけど、美しかった・・・。あの部屋は一人で入るのがいいと思う。暗闇の中に微かな明かりがあるのって、完全に暗いよりも恐い、という不思議発見もあった。<画像はギャラリー小柳のサイトより>
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by platform_life | 2007-08-30 00:09 | アート

「メルティング・ポイント」展

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メルティング・ポイント
出展作家:ジム・ランビー,渋谷清道,エルネスト・ネト
会場:東京オペラシティアートギャラリー
会期:2007/7/21〜10/14

「メルティング」という共通のキーワードのもと,3人の作家がそれぞれ空間を演出している。

ジム・ランビーの部屋は色と光にあふれた,ポップな空間だった。数種類のカラーテープで覆われた床の上に,いくつかのオブジェがなにやら不思議な感じで佇んでいる。「不思議のアリス」の世界だ。(pop/colorful)

渋谷清道の部屋は,がらりと変わって,床も壁も天井も,ぜんぶが真っ白な空間。壁には,雪模様を思わせるような作品が展示してあり,額は白く壁にとけ込んでいる。しんとしていてまるで雪国のカマクラに入ったみたいだった。(quiet/white)

エルネスト・ネトも,布を使って不思議な空間を創り出していた。言葉では表しにくいけど,五感を刺激するような,やわらかくってあったかい世界。。。(warm)

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「メルティング」という名の通り,自分もその空間にとろけてしまいそうな心地よさに包まれた。五感を刺激するいい展覧会だった。

ただし,スペースがそう広くない割に入館料900円は高いように思えたのだ・・・。一緒に行った友人も同意見のよう。上階のICCが無料でいろいろ楽しめたので,その辺の不満は解消されたけど。。。


★ちなみに,エルネスト・ネトは現在丸亀市猪熊美術館で個展開催中(〜10/8まで)。
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by platform_life | 2007-08-27 17:29 | アート

理科本。

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「黒体と量子猫1 ワンダフルな物理史(古典篇)」
ジェニファー・ウーレット 著/早川書房

さいきん、本を買うお金をけちって、会社の蔵書から借りて読んでる。で、最近読んだのはこれ。かわいらしい猫の表紙と,「文系の方も楽しく読める」というキャッチフレーズにつられて手にとってみた。

しかし,やはり相手は「物理」である。
中性子? 正の電荷・負の電荷? 熱力学の法則?・・・
読めば読むほど頭のなかはハテナマークでいっぱいに・・・。

難しい用語はすっ飛ばして読むとして,物理史に名を馳せた数々の偉人たちのエピソードは面白かった。発明王・エジソンは,自分の発明ビジネスを脅かす他人の新発明を徹底的につぶしていったらしい、とか。

逆に、エジソンにつぶされそうになったテスラという人(交流電力を発見した)は、お金にも名声にも無頓着で、自分の技術に対するライセンス料すら受け取らなかったので、貧困のさなかに死んでいったらしい。テスラはただ自分の技術が後世の人々の生活の役に立てれば。。とのみ望んでいたとか。なんて良き人なんでしょう。

ハーシェルという人は音楽家として名声をおさめていたにも関わらず、35歳で突然天文学者に転向。自費で作り上げた大きな望遠鏡で毎晩星を観察し、それを読み上げて妹が記録するというのを20年続け、空の地図を作り上げたという。超地道だ。。。絶対まね出来ぬ。

地位や名声のためじゃなく、好きだから突き詰めたって人が、
やっぱりかっこいいなあ。
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by platform_life | 2007-08-23 00:08 |

映画「ミリキタニの猫」

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ミリキタニさんは米国生まれの日系人で,NYで路上生活をしながら絵を書いているときにこの映画の監督と出会った。それからの二人の交流が描かれた映画だ。

見終わった後は,さわやかな気持ちになった。ミリキタニ老人が,つらい過去を背負いつつも心底明るいところと,監督のリンダさんと老人との交流が心温まる。

監督が物語にがっつり入り込んでいるけど,不自然な感じがしないのは監督の人柄と,ミリキタニ氏に対する一生懸命さが伝わってくるからだとおもう。

監督の努力の甲斐あって,生き別れになっていた実の妹と連絡が取れたとき,老人は感無量の表情で,"Linda, Linda, Linda..."とつぶやいたのが感動的だった。リンダ監督への大きな信頼と感謝と,二人の揺るぎない絆が伝わってきて,ちょっと涙が出そうになった。ちょっと前まで赤の他人だったのに,そんな風に心通わせることができるなんて・・・。

ちなみに,この映画の波及効果でミリキタニ老人は生まれて初めての個展を米国と日本で開くとのこと。映画の力って凄い・・・。

映画のサイト↓
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/
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by platform_life | 2007-08-17 17:30

今週のランチ。

月曜日:Meal MUJI(有楽町)
仕事で有楽町に来る用事があったので,Meal MUJIにランチしに立ち寄った。無印良品の店舗内にある大きなカフェテリアで,野菜やお肉やお魚などバランスよくいろんな惣菜がショーケースに並んでいる。
イチオシは,惣菜3品+ごはんorパンのセットで680円。
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今回私が選んだのは…
・水菜と生ハムのサラダ
・キャベツと鶏肉とベーコンと玉葱の煮物(酢の風味)
・オクラとトマトの冷製パスタ
・パン(クルミ入り?)

しろいお皿に美しく並んだ惣菜と,丸くてかわいらしいパン(これが美味しい!)
無印らしい,素朴なカフェです。会社の近くにあったら,社食がわりに毎日利用するのになあ・・・。

火曜日:江戸っ子寿司(神田)
某バーでグルメ通のマスターに「東京で一番安くてうまい」寿司屋だとイチオシされた江戸っ子寿司。さっそく行ってみた。一見回転寿司風の外観だが,ちゃんとカウンターの向こうで板さんが握ってくれる。
注文したランチセット(840円)は,握り7貫(ホタテ,サーモン,エビ,イカ,マグロ,なにかの白身魚,卵)+カッパ巻き6つに味噌汁がつく。ネタは柔らかくって美味しかったです。
隣のおじさんが頼んでいた「アジ」がうまそうだった。ショーケースにいかにも新鮮な感じのネタが並んでいた。
本格的なのにこの安さ,というのがやっぱ神田ならではだ。
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by platform_life | 2007-08-15 11:18 | たべもの

清澄白河のギャラリービルへ

小山登美夫ギャラリーコレクション展
http://www.tomiokoyamagallery.com/

初めて小山ギャラリーに行ってみた。奈良美智の新作オブジェや,加藤泉,ダイアン・アーバスなどいろんな小山コレクションが展示されていた。すっきりと洗練された作品たちは私好みのものばかり。

いい作品に囲まれる幸せを感じると,私も好きな絵や写真がほしい!!って強く思うのです。「アート購入貯金」をせねば。

スタッフは親切で,私が作品名をメモしてたらリストをコピーしてくれた。
また行きたくなるギャラリーです。

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森山大道「ハワイ」@タカイシイギャラリー
http://www.takaishiigallery.com/

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Daido Moriyama "Hawaii" 2007
up B & W print, 34.3 x 41.7 cm
down B & W print, 150 x 100 cm
Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery

同じビルに入っているギャラリーでは,森山大道の写真展をやってた。ハワイを撮った写真が壁面にギッシリ展示されていた。ここにあるのはモノクロのクールなハワイ。壁を這うトカゲや,葉の形が美しい熱帯植物のアップ(上画像)とか,超クールです!!

ギャラリーのサイトを見るとこんな言葉があった。
「ハワイはぼくに、沢山の記憶を覚醒させてくれた。波の記憶、森の記憶、虹の記憶、星の記憶、そして闇の記憶を、、、。森山大道」

写真からも言葉からも,ハワイという土地へのピュアな視点が感じられる。このまっさらな感じがまぶしい。(私なんかはまず「ハワイらしいもの」をカメラに収めたくなるタイプの人間なのだけど・・・。)

熱帯植物はほんとやばいです!美しすぎる。。
ギャラリーには150 x 100 cmのビッグプリントが展示してありました。
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by platform_life | 2007-08-10 13:20 | アート

「脳は意外とおバカである」

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草思社
コーデリア・ファイン著

私って、なんてバカなんだろう!
と思うことはしょっちゅうだ。1日一回は思ってるかも。

この本では、人間の脳ミソはそもそも不完全で、
我々はそんな脳ミソに振り回されっぱなしなのだ、ということが書いてある。

著者含むその仲間の心理学者たちは、
市井の人々を相手にさまざまな実験をやっていて、
たとえば、エッチな広告を見せられたオヤジたちが
その直後に人事面接をやったとき、男性より女性を採用する確率は?とか。
ほかにも無意識のうちにどれだけ偏見を持って相手に接してるか等の実験があり、
その結果たるや散々で、人類の将来が悲惨なものに思えきた。

でも、著者も言ってるように、
我々の脳はうぬぼれやで意志薄弱で・・・っていうことを知るだけでも
何か行動するときに違ってくるんじゃないかなと思った。

(しかし、この本はどうも訳がよろしくないのか、どうなのか、まわりくどくて読むのに時間がかかってしまった・・・。)
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by platform_life | 2007-08-07 21:24 |

近頃、はじめたこと。

先月から,陶芸をはじめた。
まだ6回しか行ってないけど,
先生の,つかず離れずの指導がほどよい。
あんまりみっちりだとキンチョウしてしまうので,
ある程度放っておいてくれるというのはけっこう大事だ。

土を触っている最中は、もろもろの邪念が消えている。
なので、2時間の教室が終わったあとは,
かなり爽快な気分になれる。

最初は、あれを作って、これも作って、って色々思ってたけど、
だんだん、作るものは何でも良くなってきた。
なんか唯一のものを作りたい。
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by platform_life | 2007-08-06 23:35

NY旅日記・最終日 7/16

7/16(月)
すでにヘトヘトの最終日。美術館をはしごしたせいか,腰が痛い・・・。体力の限界を感じつつ,さいごの力を振り絞って宿を出た。

まずは自由の女神を見に行くことに。マンハッタン半島の先端のサウスフェリー乗り場からスタテン島というところにいく無料のフェリーが出ている。このフェリーに乗れば,海上に浮かぶ女神を眺められる。
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女神は思いのほか,かっこよかった!

往復1時間の船旅を終え,歩いてワールドトレードセンター跡地へ。フェンスに囲まれたその場所は,ふつうの工事現場と何らかわりない。だけど,亡くなった人たちの名前が刻まれたボードを見たとき,急にヒヤリとした。1人1人の名前を目で追っていると,その重みが急に迫ってきたのだ。
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☆ワールドトレードセンター跡地近くで見つけた彫刻たち。
上:イサムノグチ作「RedCube」
真ん中:ONE CHAISE MANHATTAN PLAZAというビル前のパブリックアート
下:青銅の牛の彫刻。観光客に大人気で、写真を撮るのも順番待ちだ。

その後,地下鉄に30分ほど揺られ、クイーンズへ。駅を降りると、マンハッタンとは違う生活感のある街が広がっていた。

クイーンズでの目的は「P.S.1コンテンポラリーアートセンター」へゆくこと。ここ
は,廃校になった小学校舎をリノベーションした建物で,随所随所にその名残があって(扉のノブ。階段など。)面白い。
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☆かつて校庭だったと思われる場所に、ピンク色のビニールがはためく大きなオブジェが。

この美術館は大きな建物で、全部みるのに1時間以上かかった。部屋を覗くたびに違った作家の展示があり,文化祭的な楽しさがある。

地下には、洞窟のような、薄暗い展示室があり、客も全然いないのでちょっと恐かった。おそるおそる見ていると、突然後ろから人の気配が。振り返るとさっきまで外にいた監視係の男性がすぐ後ろにいる。いくら監視とはいえ近すぎる!!距離を取ろうと退くと、その分近づいてくる。恐いよ・・・。何の作品か分からぬまま、早々と地上へ戻った。

普通監視係と言うと同じ場所にいるもんだが、ここの監視係は客があまりいなくてヒマなのか、そういう任務形態なのか、館内を自由自在に歩き回っている。ので、ひとりでぼーっと作品を見ていて急に監視係が横に来て驚くことが何度かあった。

思えばNYではほかの美術館でも、ニンテンドーDSをやってる人や、お客さんと雑談してる人などを見かけた。暇でしょうがないっていうのがありありと見え、なんか自由だなあと微笑ましくも思ったのだ。
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☆PS1のカフェ&ブックストア。カフェで食べた「トマト、モッツァレラ、レタスのフォカッチャサンド」は芸術的な美味しさだった。パンにバジルソースが塗られているのが絶妙。
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☆夕方はラストスパートとばかりに、SOHO、イーストビレッジを早歩き。次回はこの辺りをじっくり見たい。

<最後の感想>
NYは、「洗練された大都会で、大人の街で、高級で」っていうイメージがあって、わたしなぞが行って、大丈夫かな(気後れしまいか?)と思ってたけど、ぜんっぜん楽な街だった。どんな格好で歩いてても、ぜんぜんOK(ってわたしだけが思ってるかも?)。歩けば歩く程肩の力が抜けてゆく気がして、とっても心地よかった。今思っても不思議な感じだ。
いずれまた訪れたい。
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by platform_life | 2007-08-03 00:04 | 旅行