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HON/5月下旬

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井上靖『風林火山』
山本勘助にすっかりはまってしまった。
信玄と,側室の由布姫の人柄に惚れ込み
自分のすべてを捧げた勘助。
単なる功名心からではなく
2人を人間として心から愛していたようだ。
しかし,戦国の時代ってつくづく恐ろしい。
武将のツルの一声で,大勢の敵の中に
切り込んで行かなければいけないのだから・・・。

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村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』
小説家でありランナーである村上春樹のエッセイ。
書くこととランニングは車の両輪みたいに
彼にとって互いに必要不可欠な存在のようだ。
走ることで自分の限界を知って
更には走ることでその限界を
超えることができるということを知る。
小説にかぎらず持続力が必要な場面は多いから
肉体的にじぶんを限界に追いやるというのは
あらゆる仕事をする上で効果的かもしれない。
# by platform_life | 2008-05-31 10:26 |

ヴォルフガング・ティルマンス "Lichter"@WAKO

ヴォルフガング・ティルマンスの個展が
初台のWAKO WORKS OF ARTで開かれていた。
終了日の前日に滑り込みで見てきた。
ヴォルフガング・ティルマンス \"Lichter\"@WAKO_f0000172_2140788.jpg

さすが写真界の人気者だけあって
狭いギャラリーにたくさんの人が。
本人が来日して展示も手がけており
どの壁のどの位置に展示されるかも含めて
空間全体が彼の作品と言える。

色のついた写真を折ったり
しわを寄せたりした立体のシリーズにはおどろいた。
なおかつこのシリーズはカメラを通さず
暗室の作業で生まれた作品とのこと。
写真という概念を、どかんと覆す痛快な作品だ。

このシリーズ以外には
建物のドアや、カーテンか何かの布や
岩を登る人々や、ピラミッドなど
さまざまな被写体が撮られている。
でもバラバラな感じがしない。
すべてが一つの糸で結ばれている感じがした。

自由で、遊び心もあって
面白い写真展だった。
写真に広がる無限の可能性を見せてくれた。

それにしても04年のオペラシティでの大規模な個展に
行かなかったことが悔やまれる・・・

▼ヴォルフガング・ティルマンスのサイト
http://tillmans.co.uk/
# by platform_life | 2008-05-27 21:57 | アート

「21世紀人」@21_21Design Sight

先日,はじめて21_21デザインサイトに行った。
東京ミッドタウン自体も初めてだったけど
緑が多くて気持ちよい場所だった。
21_21デザインサイトで今やっているのは
「21世紀人」という企画展。
地球環境をテーマにしているようで
廃材を活用した展示がほとんどだ。
「21世紀人」@21_21Design Sight_f0000172_10292894.jpg

あまりよく知らなかったのだけど
この21_21デザインサイトには
3人のディレクター(深澤直人,三宅一生,佐藤卓)
がいて,それぞれが順番に企画展を
ディレクションするのだそう。

深澤直人の「チョコレート」展,
佐藤卓の「WATER」展に続いて
3回目の「21世紀人」展は三宅一生が指揮を執っている。

スタイリッシュな作品から
迫力のある作品まで様々だった。

イッセイミヤケクリエイティブルームによる
掃除機の「ダイソン」を分解し
パーツを平面図に置きかえたあと
再度,立体(衣服)に展開した作品。と
文章にすると分かりづらいかもだけど
とにかく,服を着たダイソンが
いっぱい並んだ部屋が圧巻だった。
(上の写真)

関口光太郎さんの新聞とガムテープでつくった
大きなタワーは迫力があった。
5〜6メートルはあるのかな。
よく見ると動物や人の顔や,自転車とか
いろんなモチーフが装飾してある。

ちょうどワークショップをやっていて
私たちにも新聞紙とガムテが手渡された。
どーしよう??と悩みながら
私はネコを,友だちは鳥を作った。
二つ並べてみると結構シュールだった(笑)
# by platform_life | 2008-05-26 10:31 | アート

「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」@森美術館

森美術館
「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」と,
21_21デザインサイト
「XXⅠc. 21世紀人」に行ってきた。

まず森美術館の方の感想。

・・・正直,あんまりぴんと来なかった。

電気が付いたり消えたりするだけのお部屋とか
これが受賞するとはなんちゅーこと?
無料のステレオガイドを聞くと
作家が「じっとしているとさざ波の音を聴いているような感覚に・・・」と説明していた。
哲学的というか,ちょいとむずかしい。
もっと静かな場所だったらまた違うと思うけど。

ハーストのホルマリン牛。
さんざん雑誌などで見尽くしてたからか
それほどの感動もなく・・・。←勝手。

なかでもときめいた出会いは
アントニー・ゴームリー。
(1994年にターナー賞受賞。)
人をモチーフにした彫刻がとても良かった。
のっぺりした感じ,原始的なフォルムが良いなあ。
ただ展示場所が通路みたいなところだったのが残念。

「英国美術の現在史:ターナー賞の歩み」@森美術館_f0000172_17591688.jpg

写真は,ウィキから拝借した
ゴームリーのパブリックアート。
羽が付いてるのはイギリス・ニューカッスルに建っている
巨大(高さ20メートル)彫刻とのこと。
スケールが大きくて,かっこいい。
作家本人のサイトを見ると
いろんな作品があり,どれもおっきくって素敵。

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21_21デザインサイトの感想は,次回に致します。
# by platform_life | 2008-05-20 18:00 | アート

ベルギービール

なんか天気悪くなってきた。
予報によれば、この週末ははれるはずなのに・・
今日は、ひさびさに走るので
お天気回復してほしいな。
先月足を痛めて以来
うぉーきんぐに専念してたけど
かなりよくなったので、今日は走る。

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昨日は友達と待ち合わせて
新宿のベルギービールのお店、FRIGOへ。
フルーティで飲みやすい白ビールのあと、
修道院で醸造されている“トラピストビール”
「Chimay」(シメイ)のレッドを。
黒ビールみたいな味わいでだった。
このおみせはすこし変わっていて
ガラスケースから自分で飲みたいビールを
レジにもっていくのだ。
種類豊富だし食べ物もおいしいので
何度も通いたくなる。
新宿駅からも近く、オススメです。
# by platform_life | 2008-05-17 17:04 | 日々のこと